デイケアの給料や待遇面

給料の平均額

デイケアで働く介護士の給料ですが、東京都で正社員として働いた場合は月19～28万円、年収228～400万円ほどとなります。細かい金額は地域や事業所の業績によって変わってくるでしょう。また、大卒・高卒などによっても変わります。パート・アルバイトで働く場合は時給1,020～1,600円ほどです。転職する場合は、これまでの実績やスキルが大きく影響します。医療・介護系の資格を持っていれば優遇されるでしょう。昇給や昇格は就業規則によるので事前に確認してください。

賞与や手当について

賞与は事業所の業績次第といえます。業績がよければ基本給の3.5～4倍ほどの賞与が支給されるでしょう。そのため、求人を見る際は業績にも注目してください。基本的に、長く勤めるほど給料は上がっていきます。実績を積んで管理職などの役職に就ければ大幅に上がるでしょう。
各種手当の支給には資格の有無が重要となります。資格の内容に応じて手当が支給されるだけでなく、キャリアアップにも有利に働きます。また、転職の際にも資格は重要です。

給料を上げるためには

給料が高い人は経験とスキル、そして資格を有しています。スキルの面でいえば、介護技術だけでなく幅広い知識が求められるでしょう。利用者のリハビリをサポートする立場なので、医療的ケアに関する知識があると評価が上がります。また、利用者の満足度を上げるためにはコミュニケーションを取って信頼関係を築く必要があるので、コミュニケーションスキルも必要です。
役職に関しては一般企業と大きく変わりません。介護の現場では「一般の介護職員（ヘルパー）」「副主任」「主任」「係長」「課長」「部長」の順で昇格していきます。結果を出せば最終的に「施設長」というポジションに就くことができます。一般の介護職員からスタートしても、仕事が認められれば3～5年ほどで副主任や主任になれる可能性があります。昇格の判断については筆記試験を設けている場合や能力重視で判断するところなど、その内容は事業所によって異なります。

福利厚生について

介護業界は全体的な人材不足に悩まされています。そのため、人材確保のために福利厚生を充実させている事業所が多いようです。資格取得支援制度や子育て支援金の支給、グループ企業の運営する施設の割引利用など、様々な福利厚生が用意されています。給料を上げるためには資格が重要となるので、転職の際は資格取得支援制度の有無に注目しましょう。子育て中の人は子育て支援金を支給している事業所がおすすめです。