適性があるかどうかも大事
コミュニケーションスキルがある
デイケアで働く適性があるのはコミュニケーションスキルがある人です。医師や看護師、リハビリ専門員、ケアマネジャーなどと連携して利用者をサポートしていくのでコミュニケーションスキルが重要なのです。利用者を支えるために必要な知識や情報を伝達するためには、状況を的確に判断した上で連携を取っていかなければなりません。チームワークを大切にできる人に向いているといえます。
また、スタッフだけでなく利用者と接する機会も多いので、自ら歩み寄る姿勢が必要です。利用者と楽しく会話しながら前向きにリハビリに取り組んでもらえるようにしましょう。
周囲への気配りができる
周囲への気配りができる人も向いています。デイケアで働く介護士の主な役割は利用者のリハビリをサポートすることです。困っていることはないか、困っていることがあるならそれは何かを汲み取らなければなりません。利用者が自覚していない部分で苦労している可能性もあります。その際にも異変に気付きアドバイスをしたり、医師に報告したりといった気配りが求められます。そのためには、人の役に立ちたいといった姿勢が必要です。利用者の家族に対する配慮も求められるでしょう。
大きな事故が起これば最悪の場合利用者の命に関わる事態に陥ります。楽しく仕事をする姿勢も必要ですが、それと同時に緊張感も求められます。常に利用者の状態を観察し、有事の際には即座に行動できるように準備しておきましょう。医療的ケアを行うため、それに伴う緊急事態が発生する恐れもあります。そういった時に必要なのが冷静な判断力です。ひとつのことに集中するのではなく、周囲の様子を見ながら幅広く対応するスキルが必要です。
専門的な知識がある
医療的ケアが中心となるので、専門的な知識がある人は重宝されるでしょう。リハビリをするにあたってどのような環境や行動が適切かを学んだ介護士は、利用者にアドバイスを送ることができるでしょう。もちろん、医師や看護師、リハビリ専門員といった各分野の専門家がいるので、そういった人達と同じレベルの知識が求められるわけではありません。自分の知識だけでは解決できないと判断した場合は、素直に専門家の意見を聞く姿勢も必要です。
今後、介護だけでなくリハビリなどの分野で活躍したい人にとっては学べることが多い環境です。そのため、働きながら専門的な知識を身に付けたい人にもおすすめです。すでに医療関係の資格を持っているのであれば仕事に活かせるだけでなく、転職の際にも有利に働くでしょう。
リハビリに特化したデイケアで働きたい人へ
介護士の役割とは仕事内容と一日の流れ
介護士の主な仕事は利用者の身体介助やレクリエーションです。職場によっては送迎を兼任することもあるでしょう。また、医療的ケアに特化した施設なのでリハビリ専門員と連携して利用者をサポートする機会も多いです。